のぼりの形状
従来まで軍用として使用されていた「のぼり旗」は、絹や綿の生地で作られており、由来となった流れ旗を基本として、高さを3メートル60センチとし、横幅を76センチ前後の寸法で製作されていたようですが、神社などに行くとこの大きさののぼりを見ることが出来ると思いますが、軍用以外にも馬印や四方と呼ばれる正方形ののぼり旗や、四半と呼ばれていた「比率のぼり旗」が定着していました。
ただ、こうしたのぼりの寸法は、家柄によって受け継がれてきた大きさも違うようですし、その時代の流行によって大きく左右されてきたようですので、今ここで挙げた事はあくまでも一般的な大きさに過ぎませんので、豆知識として知っておく程度で良いです。
また、のぼりには竿(ポール)の止め方により、チチと呼ばれる筒に固定される乳付旗と、竿への接合部分を袋縫いにして竿に直接縫い付ける縫含旗があるのですが、現代によく見かける多くののぼりは乳付旗となっており、デザインに合わせて決めましょう。
話は変わりますが、私がこともの頃に飾ってあった鯉のぼりが押入れを整理していたら出てきまして、実家が商売をしていたこともあって、近所や商店街づき合いという間柄、私が生まれたときに随分と御祝いの品書贈られたらしいのですが、その中でも特に鯉のぼりを御祝いの品として贈られる方が多かったそうで、確かにその当時の写真を見てみると大きくて立派な鯉のぼりが大量に飾ってある風景が映し出されています。
その姿は生気にあふれていたようで、近所の間でも話題になっていたらしく、わざわざ子供を連れて遠くから見に来る人もいるぐらいで、私が大人になってからも近所のお婆ちゃん達と話すと、当時の鯉のぼりの話を聞かされることになります。
デモ行進のぼり
のぼりが使用されている場所と言えば店の前と応えられる人がほとんどだと思うのですが、それ以外でもデモ行進で使用されており、テレビ等でニュースになっている時も、一番前の目立つところで大きなのぼり旗を掲げて訴えている姿が映し出されています。
集団で行動していますので非常に目立ちますし、あれだけの特大のぼりサイズであれば、嫌でも目に入ってきますし、伝えたい事はなにかを一瞬で理解することができます。
デモ更新という言葉でイメージされる行事といえば、なんと言っても60年の安保闘争だと思うのですが、私は学校の教科書でしか知りませんし、詳しくも知らないのですが、これは戦前戦後で最大級のデモであって、数えきれないほど沢山ののぼり旗が製作され、国会議事堂の周辺を包囲したこともあり、大学生が中心に参加していました。
デモに参加していた大学生たちは、怪我を負うものや死亡事故も起こってしまうほどの熱気があり、ちょうど私たちの親の時代ですので古い話でもありません。
のぼり旗と言うと店頭などで店や商品を主張するために使用されるのが最も多いと思いますが、自分自身の主義主張を明確に伝えたり訴えたりするのには有効です。
今の若者はのぼり旗を制作してデモに参加し、熱く訴えるということがなくなりました。